環境への取り組み

2023年度環境関連の主な実績
(ダイセキグループ)

リサイクル処理入荷量
210.2万t(113.3万t)
リサイクル率
85.8(87.2%)

CO2総排出量

(SCOPE1,2のみ)

4.1万t-CO2(2.8万t-CO2

(注)( )はダイセキ単体の数値

目標(2027年度)

1.SCOPE1※1+SCOPE2※2:2027年度までに34%削減(2021 年度比)

2.SCOPE3※3 :2027年度までに20%削減(2021年度比)

3.再エネ電力への切替:2030年度までに100%の電力を再生可能エネルギー由来電力に切替

※1:Scope1:燃料の使用に伴う直接排出

※2:Scope2:外部から購入する電力や熱の使用に伴う間接排出

※3:Scope3:Scope1、2以外の間接排出

実績(2023年度)

1.SCOPE1:29,366t-CO2、SCOPE2:11,322t-CO2
2.SCOPE3:176,169t-CO2
3.再生可能エネルギーの導入比率:6.3%※4
4.再エネ電力の導入比率:28.3%※5

※4:再生可能エネルギーの導入比率:事業活動で使用する全てのエネルギー(非再生可能エネルギー+再生可能エネルギー)に占める再生可能エネルギーの比率

※5:再エネ電力の導入比率:事業活動で使用する電力エネルギーに占める再生可能エネルギーの比率

施策(2027年度まで)
  • 再エネ導入によるSCOPE2の削減
  • 営業車のハイブリッド車への切替
  • 業務用車のEVへの切替の検討
  • 省エネタイプの処理施設の導入

考え方

ダイセキグループの主な事業は製造業のお客様が排出する産業廃棄物の中間処理とリサイクルにより、環境保全と資源循環の価値を生みだすことです。私たちはカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの重要性が叫ばれるようになる前から環境保全をビジネスとしてきました。
ダイセキグループは「限られた資源を活かして使う『環境を通じ社会に貢献する環境創造企業』」のパーパスに基づき、環境を通じ社会に貢献する活動を進めています。産業廃棄物の中間処理とリサイクルを中心とする事業活動により、有害な廃棄物の無害化、有用資源の循環、温室効果ガス排出量の削減に貢献しています。このような活動により日本の製造業を始めとする諸産業を支える役目を担っています。

有害な廃棄物の無害化

ダイセキグループでは、強酸、強アルカリ、重金属などの有害物質が含まれる特別管理産業廃棄物を引き取り、薬剤等を加えて適正処理することでこれらの有害物を無害化しています。2023年度は20.4万tの特別管理産業廃棄物を無害化して処理しています。これらの有害物質は微量でも自然環境に悪影響を及ぼすものであり、これらを適正に処理することで、自然環境の保全に貢献していきます。

環境保全の取り組み

有用な資源の循環

ダイセキでは、産業廃棄物をゴミではなく有用な資源と捉え、独自の環境技術で産業廃棄物を様々な資源に再生して社会へ再循環させるサーキュラーエコノミーの実現に取り組んでいます。資源が比較的少ない日本では、産業廃棄物の資源化は持続可能な社会の発展に必要不可欠です。

サーキュラーエコノミー

温室効果ガス排出量の削減

ダイセキでは、温室効果ガス排出量の削減に向けて、再生可能エネルギー由来電力の導入や省エネ設備の導入等に取り組んでいます。また、温室効果ガス排出量の少ない産業廃棄物の処理を行うことで、お客様の温室効果ガス排出量の削減にも貢献しています。例えば廃油の処理時に単純焼却処理では、多くの温室効果ガスが発生しますが、ダイセキの処理は単純焼却処分と比較して98%以上の温室効果ガスを削減することができます。

カーボンニュートラル